■ライブレビュー■ 2005.10.08(sat) at乱波洞 「明日病院plesents.[明日病院に行こう!vol.1]」 LIVE ACT bomachieca/megane.FC/オストアンデル/unripe/out of range

明日の沖縄音楽シーンを見つめる明日病院。 そんな明病が、選りすぐりの新進バンド達を招いて 記念すべき主催企画を開きましたよ!!! その名も「明日病院に行こう!」 うーん、タイトルまんまですね!! 一番目にボマチーカ。 久々のライブ観戦。 4人から3人編成になり、きっと新たな化学反応を 起こしてるであろうバンドにドキドキ。 ライブスタート。 すごい…。私の中で捕われていた音源のイメージを 見事に粉砕してくれました。 今までのバンドイメージに付いてまわった サウンドスケープの広さは押さえ目に、 より地に足の付いた視点から酩酊と覚醒を繰り返す。 唄も以前に比べより曲の一部として 一体化して響いているように感じた。 何より演奏の一体感が段違い。 少人数ならではのチームワークにより、 観客を目まぐるしい視点変換に巻き込んでいた。 “万華鏡”という言葉がピッタリな音宇宙に惚けながら あっという間にライブ終了。彼等のもつ様々な側面を まざまざと見せつけられたライブでした。 2番手・メガネファンクラブ。 2ピースユニット。 3005年から来たロックンロールバンド(本人達が自称)。 AxCxmeetsほぶらきん?なノイズまみれの瞬殺ナンバー。 衝動に任せたネタだらけのステージングと軽快に滑るMCで 観客を失笑の渦に巻き込む。最後にはバケツ入りのメガネを 客にぶち撒け、Drはギターウルフよろしく客に(無理矢理) ドラムを叩かせてモッシュ。セルフィッシュな末っ子魂溢れる スカムバンドであった。 …すみません、筆者自身のバンドです。 時間大幅オーバーごめんなさい。テンパってたんです…。 オストアンデル。 Dr加入からは初めて観るライブ。 沖縄ではあまり見ないタイプのローファイで ポップなロックバンド。広域の日本語ロックからの 影響大っぽいノイジーでアノラックな曲。 Drが入ってもやっぱりあのほっこり感は相変わらず。 「サマーチューン」が名曲!!!泣けた。。 ライト暗めだったのは演出なのかな? でも想像が膨らんでいい感じでした。 行く末を見守りたいバンド。 マイペースにやっていって欲しいです。 アンライプ。 貫禄さえ漂うステージ。 見る度に“深化”という言葉が頭を過る。 精神に働きかける反復の恍惚感。 毎度ながら繊細さと破壊衝動を同時に表現する懐の豊かさ。 四人とも惜しげも無く自分の肉体を削り、内面を吐露し、 精神のオブジェを完成させていく。 彼等の演奏する様を見る度、 雪山の吹雪の影がだんだんと悪魔のダンスに変貌して行く様な 奇妙な儀式感を感じる。 新機軸のカオティックな曲も披露しつつ、 全四曲を微塵も残さず燃え尽きて完奏。 観てる方も「…観たぁッ!!!」という妙な手ごたえがあった。 アウトオブレンジ。 以前観た時は音がしっかり固まって無い様に感じたが、 今回はしっかりと明確なコンセプトを感じる事ができた。 HCの獣性も匂わせながら、重量感のある激情音。 何かを探す様に叫び続けるVo。 血の迸る痛々しい肉声が演奏と溶け合う。 特に後半のバンドの一体感は目を見張る物があった。 まだまだ先に行けそうな感じ。未完成は美しい。 各バンド、濃ゆい味が出まくったごった煮な内容の イベントになりました。手ごたえあり!!! ちなみにライブ後はアウトオブレンジ・タケマサさんの 本格料理による打ち上げでした★ カルボナーラソバは絶品だった。。
モドル